東山祈りの灯りへ行ってきました。もちろん、ひとりで。

2011年3月17日(木)

東山祈りの灯り・幽玄の川
東山祈りの灯りへ行ってきました。もちろん、ひとりで。

東山祈りの灯り。別名、元・京都花灯路。
東日本大震災の発生を受け、行灯の点灯自粛を決定した京都花灯路が、
被災者の哀悼の気持ちを込めて仕様を変更、開催期間の残り期間を消化するイベントです。
13日の時点では「送電は限界がある、節電するより客集めて募金したほうがいい」と、
行灯を点灯していた花灯路ですが、やはりというか何というか、結局は14日で通常開催を終了。
15日からこの東山祈りの灯りが始まりました。
変更点としては、とにかく派手なもんを慎む、追悼する、募金をする、という感じでしょうか。
花灯路の告知ブログには、批判のコメントとして
「今、強行する必要あるのか!コンビニの看板消してるんやぞ」などというものが残ってます。
私がこんな批判を言うとしたら、コンビニではなく自分の家の電気を消した時だと思いますし、
東京で停電を恐れる知人は「絶対にやめるべきではない」とさえ言ってます。
東山花灯路で使用する電気は確か、太陽光などのグリーン発電で作られてたと思うんですが、
それでも電気を使うことは悪ということなんでしょうか。よくわかりません。
もちろん、今、ギンギラギンな気分にはなれないというのはもっとも話ですし、
また、そんな時こそ大人はちゃんと遊んでお金を回さなくてはいけないんだとも思うんですが、
とにかく花灯路は祈りの灯りとなりました。その急過ぎる変わり身の妙、お楽しみ下さい。

知恩院ライトアップ中止を告げる看板変更告知を乗っけた門前灯路
知恩院南門付近。
知恩院のライトアップ中止を告げる看板、そして花灯路の変更告知を乗っけた門前灯路。

花灯路の変更告知消灯されたまま設置されてる花行灯
告知のアップと、消灯されたまま設置されてる花行灯。
慌てぶりがよくわかります。

いけばなプロムナード
いけばなプロムナードは健在のようです。

円山公園・幽玄の川
円山公園、幽玄の川。
しんみりしたいところですが、係員の兄ちゃんたちが
「危ないですよー飛び石なってて危ないですよー」と連呼するので、それもままなりません。

円山公園・しだれ桜
橋の上から眺めるしだれ桜。
隣の長楽館、ちゃんとホットワインを売ってましたよ。

おみくじ真っ黒な大雲院
右は、おみくじを見てほしいのではなく、その先が真っ暗なのを見てください。わかりにくいですが。
13日にはギンギラギンだった大雲院も、今夜は真っ黒です。

高台寺前
高台寺前。
この画像ほど人がいないわけではありませんが、それでも13日よりは全然少ないです。

祈りの広場
高台寺公園の祈りの広場。
何故か高台寺のライトアップを借景にするのが嫌で、西向きに撮った変な画像。

カバーがかぶされた行灯祈りの広場
客からもらった被災地へのメッセージが雪で濡れないよう、カバーがかぶされた行灯。
そして、思いなおして撮り直した借景写真。以上であります。

客層は、どうなんでしょう。円山公園はカップルがちょこっといたくらい。
祈りの広場は、単独男性サラリーマンが1名くらいしかいなかったような。
プレッシャーもひったくれもありません。だからといって「ひとりにもおすすめ」でもありませんが。

そんな東山祈りの灯り。
好きな人と行けば、より急場凌ぎなんでしょう。
でも、ひとりで行っても、急場凌ぎです。

京都・東山花灯路2011へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
京都・東山花灯路2012へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
清水寺・2011年花灯路協賛の夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
清水寺の東山花灯路2012特別夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
東山花灯路2013と清水寺特別夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

幽玄の川
【ひとりの気まづさ度】
★★
気まづさは全くないが、
それ以前の問題がある。

【条件】
日曜 19:40~20:10

京都・花灯路
例年3月中旬に「東山花灯路」
12月上旬に「嵐山花灯路」を開催。

公式サイト 京都・花灯路

花灯路の当時の記事
「京都・東山祈りの灯り」の実施について