修学旅行生だらけの清水寺へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

2011年6月5日(日)


修学旅行生だらけの清水寺へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

 世界遺産に登録されている清水寺(京都市東山区)で、江戸初期に再建された国宝・本堂の「清水の舞台」を支える柱78本のうち12本にシロアリ被害などが発生していることが7日、わかった。
 同寺は現在、本堂を含む建造物9棟の「平成の大修復」を行っており、その過程で判明した。倒壊の危険はないが、東日本大震災などを踏まえ、柱の補強など修復計画の変更も検討している。
 清水寺によると、異変がわかったのは平成21年秋。寛永10(1633)年の本堂再建以来、380年近くにわたって本堂と舞台を支え続けてきた直径60センチ以上の欅(けやき)の柱12本がシロアリや湿気の被害で腐食したり、大人の腕が入るほどの空洞が開いていたりする可能性が目視調査などで指摘された。(産経新聞より)

2011年6月7日にこんなニュースが出た、清水寺。
その2日前の6月5日、シロアリにやられてるという舞台はいつもと同様、人間でいっぱいでした。
誰も穴が開いてるなんて知らないわけですから当然ですが、それにしてもそれにしてもであります。
時折りしも、修学旅行シーズン。6月は、特に中学生が多いそうです。
で、中学生は清水寺へやってくると、舞台の欄干に登りたがる習性を持つそうです。
シロアリニュースを聞いたあとで見ると、何とも感慨深いビジュアルの数々、
長ったらしい文章を書くのが何かもう面倒なので、写真のみで淡々と見届けていただきましょう。


いつもと同様の混雑を誇る、清水坂。


いつもと同様の混雑を誇る清水坂その2。


いつもと同様の混雑を誇る仁王門前。


仁王門から見た、いつもと同様の混雑を誇る仁王門前。


いつもと同様の混雑を誇る轟門前。


柱に穴が開いてるのに、いつもと同様の混雑を誇る舞台上。


柱に穴が開いてるのに、いつもと同様の混雑を誇る舞台上、反対側から。


いつもと同様の烏合な客層を誇る舞台上。


いつもと同様の混雑を誇りながらも、背後の緑は今の季節ならではの奥の院。


いつもと同様の混雑を誇る地主神社と、いつもはない法然像の開帳をやってる奥の院。


いつもと同様の混雑を誇る奥の院。


子安の塔から見た、柱に穴が開いてるのにいつもと同様の混雑を誇る舞台。


子安の塔から望遠で見た、柱に穴が開いてるのことを知らない修学旅行生たち。
以上であります。

ご覧のように、修学旅行生は多いです。
マナーなどは、学校次第という感じでしょうか。ガイドや教師にちゃんと従う子達もいれば、
カメラマンでも何でもない私に向かって「おいカメラマン、こっち撮れぇ」などと叫ぶ
素敵な環境でのびのび育ってることを伺わせるお子様もいらっしゃいます。
ただし現場に行くと、面白いほど修学旅行生だらけというわけでもありません。
客層の基本はいつも通り、清水寺の烏合な客。
当然のように全属性が観光テイストですが、曇天ゆえかオフシーズンだからなのか、
落ち着いてこそいないものの狂騒的な雰囲気もさほどありませんでした。
自分より幼いはしゃぎ方をする者を目にすると、人は自制心が働くのでしょうか。
といって、特にプレッシャーが緩和されるというわけでもありませんが。ピーク時よりマシなだけで。
外人・中国人の数は、相変わらず、目に見えて少なし。
あ、一応言っとくと、シロアリにやられてるといっても、舞台は揺れとか全然感じませんよ。

そんな修学旅行シーズンの清水寺。
好きな人と行けば、よりキングなんでしょう。
でも、ひとりで行っても、キングです。

【客層】 (客層表記について)
カップル:2
女性グループ:1
男性グループ:若干
混成グループ:若干
修学旅行生:3
中高年夫婦:1
中高年女性グループ:若干
中高年団体 or グループ:3
単身女性:若干
単身男性:微量

【ひとりに向いてる度】
★★
普通に、向いてない。
色気的にも、人圧的にも、客層的にも、
しっかりとアウェー。

【条件】
日曜 14:40~15:40

清水寺
京都府京都市東山区清水1-294
6:00~18:00
京阪電車・清水五条駅下車 徒歩25分
京都市営バス「清水道」及び京阪バス「五条坂」
下車徒歩約15分

公式サイト 音羽山 清水寺

wikipedia 清水寺