清水寺の東山花灯路2012特別夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

2012年3月14日(水)


清水寺・2012年花灯路協賛の夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

桜シーズン直前&紅葉シーズン直後の観光客閑散期に、
東山や嵐山を電飾でライトアップし、夜間の集客を図って始まった、京都花灯路
観光業者のみならず、業者以上に観光で食ってる寺院も、この集客策には積極的に協力
特に目ぼしい花が咲いてるわけでも境内を無理矢理ライトアップし、夜間拝観を行ったりしてます。
もちろん京都観光のキング・オブ・キングたる清水寺も、東山花灯路期間中は夜間拝観を強行。
昨年2011年などは、震災直後で花灯路そのものが中止状態となったのにも関わらず、
見境なしにライトアップ+ビームを発射、普段以上に暗かった京の闇夜を切り裂いたものでした。
それから一年を経て、震災の問題も電気の問題も全然解決されぬまま迎えた、2012年の春。
東山花灯路は、チープな客を吸い寄せる電飾イベントの本分を発揮する形で、見事復活
清水寺の特別夜間拝観もまた、例年通りの内容と規模で開催されることとなりました。
花灯路は電力の全てを太陽光発電でまかなうため、原発もCO2も特に関係ありませんが、
清水寺のライトアップはグリーン電力なんかでは絶対に支えきれそうにない、電気使いまくり状態。
おまけに境内は改修が続いていて、遂に拝観最大の目玉である奥の院までが、工事へ突入。
普通なら、やめてもおかしくないところです。規模を縮小しても、おかしくないところです。
しかし、キングは、違うのです。やるのです。やるといったら、やるのです。
そんな夜の帝王の懐、またひとりで突っ込んできました。


花灯路、4日前にも散々見物しましたが、ちょっと寄り道します。
円山公園で見かけたのは、地元の子供たちを学徒動員しての火の用心・お囃子組。
「あーねさんろっかくたーこにーしきー」 「さんまやーいてーもいーえやーくなー」とか歌いながら、
青蓮院から知恩院前、円山公園でパフォーマンスののち、清水寺へ歩いていきました。


知恩院の三門では、プロジェクションマッピングを開催中。
去年、岡崎でやってたのと同じ手法です。男坂を客席にして、15分のプログラムを繰り返す形。
写真のような派手目のビジュアルもまあまあ良いですが、門の真ん中に月を出現させるところや、
ラストの 「おたべ」 など提供先表示の方が、妙にインパクトあったりして。


知恩院前からは、平日の今夜も狐の嫁入り一行が出発します。
4日前は大混雑で寄りつくことさえできなかったので、狐さんの顔を拝もうと、近づいてみました。
周辺は、土曜ほどではないですが、それでも平日なのが信じられないくらいの人の量。
そういえば、この日は京都水族館の開館日だったんですよね。


高台寺公園では、 「祈りの灯り」 がまだ完成してないと、呼び込みあり。
客にろうそくを献灯してもらい、その火で 「祈」 の字を作るという企画です。で、それが未完成と。
なので、一本献灯することにしました。料金、500円なり。会津産ろうそくのお土産つき。
私が点けたのは、会津みやげで隠れてるあたりです。「祈」の5画目、「ノ」のあたり。


高台寺を抜け、ぼちぼちと清水寺へ向かいます。
ルートはもちろん、一念坂・二寧坂・産寧坂。道はもちろん、人だらけ。
阿呆な若者が多いのは言うまでもありませんが、それ以上に貧乏そうな若者が極めて、多し。
二寧坂を登った先では、豆腐饅頭に立ち食いの群れができ、通行を危うくしてました。


ド級の混雑は、清水寺門前まで延々と続きます。
修学旅行のやり直しみたいな大きなお子様たちが前を見ず元気に歩かれてたり、
素晴らしい趣味をお持ちの爺さんが石段のど真ん中へ三脚を立てたりと、単純に身体の危機。
帰りたくなりましたが、ここまで来ると帰ることも、一苦労。行くしかありません。


死ぬ思いで、清水寺・仁王門前へ到着しました。
着いてみると、客、少なし。金払って入る奴はいつも少ないですが、今年は特に、少なし。
去年の今頃より、少ないんじゃないでしょうか。さっきまでの混雑は、一体何だったんでしょう。
去年より若干元気を取り戻したように見えるビームが、寒々しく見えなくもありません。


いつものように特設ゲートで400円払い、境内へ。
三重塔などをさっと通り過ぎ、舞台へ直行、まずは工事中の奥の院を眺めます。
奥の院のライトアップ、しょぼい・・・。というか、工事で奥の院そのものが全然見えない・・・。
あまりにも 「現場」 丸出しの無骨なビジュアルが、強烈なインパクトを放つこと、しきり。


ちょっと寄りの、奥の院ならぬ工事現場のライトアップ。
これがキングなのです。やるのです。やるといったら、やるのです。
子安塔が延々と 「絵に描いた塔」 状態でしたが、続いて拝観の花形たる奥の院も改修へ突入。
公式では 「2013年着工」 となってますが、2012年春にして既に、ご覧の有様です。


舞台から京都タワーを一望するの図。
こちらは、いつもと変わらず。客は少ないけど。奥の院があれだから、しょうがないでしょう。
夜の清水寺、中では客の年齢が上がる印象を受けるのが常ですが、今回は外と変わらん感じ。
ただ数が減るだけという。中高年の団体系も、工事を避けて来なかったんでしょうか。


舞台を出て、元気に迸ってるビームを拝んでから、
奥の院解体現場の前に臨設された、一方通行の仮展望台みたいところへ向かいます。
この辺でいつも聞こえる 「立ち止まらないでください」 のエンドレスアナウンスも、今年はなし。
仮通路、寂しいくらいに 「仮」 テイスト丸出しの簡素なつくりです。


仮通路から見た、本堂。舞台というより、本堂。
舞台も一応写ってるんですが、黒くつぶれてるので、本堂と木の存在感が目立ちます。
工事で手前の木をぶった切ったのか、平時には見ることが出来なかったアングルが開けました。
これがキングなのです。やるのです。やるといったら、やるのです。


仮通路をもうちょっと先に進んで、ベタショット。
単なる枯れ木にライトを当てまくり、金色の野のように仕立て上げてます。
そして、「電気とは一体何なんだろう」 という邪推を吹っ飛ばす勢いで、闇夜を駆けるビーム。
これがキングなのです。やるのです。やるといったら、やるのです。


ベタショットと、工事丸出しな屋根の、コラボ絵。
人、多いように見えますが、実際は通路が狭いだけ。ベタショットも楽々で撮影可能。
それにしても、凄い。遠い未来にはこんなの絵の方が値打ち出そうですが、それにしても、凄い。
これがキングなのです。やるのです。やるといったら、やるのです。


で、見るもん見たので、帰ります。
営業してる様子のない茶屋を抜け、やはり客少な目の音羽の滝もスルーして、出口へ。
あ、そういえばこの日は、京都水族館のオープンだけでなく、ホワイトデーでもあったんですよね。
花灯路のタダゾーンの若者混雑は、ホワイトデー絡みだったりしたんでしょうか。


帰る途中、三重塔のベタ絵も撮っていきます。
三重塔は、昭和末期に修復済み。なので、見れなくなることは当分ないでしょう。
清水寺の 「平成の大改修」 は、総工期11年+総予算40億円という、極めて大規模なもの。
奥の院が済んだら、轟門の屋根を吹き替え、ついで本堂に着手するそうです。


途中で提灯も撮りながら、出口を抜け、家路に。
帰ってから、 「祈りの灯り」 でもらった会津産ろうそくに点火してみました。
赤べこをモチーフにしたマスコット 「あかべぇ」 が描かれた、耐熱カップ入り 「あかべぇロウソク」
あかべぇ、犬みたいに見えますが、もちろん牛です。燃え加減は、ごくごく普通。

花灯路は異常に人、多し。で、土曜よりグッと客層はダウン。
学生カップル、女グループ、横暴な男グループ、カメラ老人団体、中国人など、異常に多し。
清水寺境内に入ると、例年以上に客は減りますが、客層のラインは外とさほど変わらず。
カップル率高し。女性グループ、多し。そして、野郎の3人組みたいなの、妙に多し。
恋愛ハイ、観光ハイは案外薄く、ただただ貧乏くさい奴等による貧乏くさい挙動が多いかなと。
大きなお子様が放つ春休みテイストが、単独にはなかなかの鬼門感を醸成してるかなと。
桜や紅葉のピーク時とは比較になりませんが、結構な四面楚歌であります。
単独の数は、もちろん少ないです。男女とも、チラホラいるくらい。

そんな清水寺の、花灯路協賛夜間拝観。
好きな人と観たら、よりキングなんでしょう。
でも、ひとりで観ても、キングです。

京都・東山花灯路2011へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
京都・東山花灯路2012へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
清水寺・2011年花灯路協賛の夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。
東山花灯路2013と清水寺特別夜間拝観へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

【客層】 (客層表記について)
カップル:3
女性グループ:2
男性グループ:2
混成グループ:1
修学旅行生:0
中高年夫婦:1
中高年女性グループ:若干
中高年団体 or グループ:1
単身女性:若干
単身男性:若干
【ひとりに向いてる度】
★★
客は少なめだが、プレッシャーは減らず。
そこそこ普通に、鬼門。あと、いつまで続くか知らんが、工事中。

【条件】
平日水曜 18:20~21:00

 

清水寺
京都府京都市東山区清水1-294
通常拝観 6:00~18:00
夜間拝観 18:30~21:30

京都市バス 清水道下車 徒歩約15分
京阪バス 五条坂下車 徒歩約15分
京阪電車・清水五条駅下車 徒歩25分

音羽山 清水寺 – 公式 

清水寺 – wikipedia