金戒光明寺へ紅葉を観に行ってきました。もちろん、ひとりで。

2013年11月21日(木)


金戒光明寺へ紅葉を観に行ってきました。もちろん、ひとりで。

「黒谷って、谷というより丘という感じなのに、どうして谷と呼ぶんだろう」
会津小鉄って、京都の●●●なのに、どうして会津という地名が入ってるんだろう」
この2つの疑問に答えてくれるのが、「黒谷さん」 の呼称で知られる岡崎の金戒光明寺です。
金戒光明寺。知恩院知恩寺清浄華院と共に、浄土宗京都四箇本山を構成する寺であります。
浄土宗の開祖である法然は、若かりし頃に比叡山にて天台宗の教学を学んだことで知られますが、
その上人が叡山の黒谷を下り草庵を結んだ地 = 浄土宗初の寺院を建てた地こそ、ここ白川。
最初は 「新黒谷」 と呼ばれたそうですが、やがて 「新」 が取れ 「黒谷」 が呼称として定着。
というわけで、黒谷は黒谷であり、また黒谷さんなのであります。よろしいでしょうか。
第5世・恵顗の時、法然が見た光明に因んで正式名称を 「紫雲山光明寺」 と決めた黒谷さんは、
第8世・運空の時には後光厳天皇円頓戒を授け、そのおかげで 「金戒」 の2字をゲット。
寺運はどんどん隆盛し、多くの塔頭が立ち並ぶようになり、江戸期に入ると知恩院と同じく城郭化。
幕末に至ると、京都守護職としてやってきた会津藩士約1000名の本陣にもなりました。
その際、会津藩中間部屋頭の片腕として迎えられた男こそ、侠客・上坂仙吉、通称・小鉄です。
小鉄は、鳥羽・伏見の戦いで戦死した会津藩士の遺体を、本陣を置いたこの寺に埋葬。
後に小鉄自身もこの寺に葬られましたが、それから色んなことがふにょふにょもごもごとなり、
さらに色んなことがふにょふにょもごもごとなり、結果、ふにょふにょもごもごということになりました。
というわけで、会津小鉄は会津でも京都の●●●なのであります。よろしいでしょうか。
「何ら答えにも説明にもなってない」 という話ではありますが、しかしそんな疑念も吹っ飛ぶほど、
金戒光明寺の紅葉は、独特のロケーションも相まって実に素晴らしいものとなってます。
寺側は庭園の有料拝観を推してますが、タダで観れる境内の紅葉も極めて、ナイス。
貧乏+吝嗇+美に正直な私は、無論タダの紅葉を堪能させてもらいました。


いきなり全くどうでもいいことですが、黒谷さんへ行く時、私はよく道に迷います。
いや正確に言うと、道自体は全て見覚えがあるので大丈夫なんですが、エリアを間違えるという。
京大より西側にあると勘違いするのです。いかに、京大等と関係ない人生を送ってるかという話です。
実際に黒谷さんがあるのは、京大の東側。で、そんな話と無関係に屹立する、黒谷さん高麗門。


で、高麗門をくぐった先には、山門と紅葉。


勢至丸像と、紅葉。


山門を抜けた先の石段と、紅葉。


その途中で山門を振り返っても、紅葉。


石段を登った先には、御影堂、そして臨時の茶屋あり。
御影堂の前には有料特別拝観の入口が設営され、ツアー団体客がばんばか入っていきます。
有料特別拝観、山門に上がるのが800円、大方丈と麒麟・川島が作った庭が観られるのが600円。
セットだと1200円ですが、それでも高価い。特別拝観を見るのは、客の半分くらいでしょうか。


有料特別拝観は高価いとか言いながら、茶屋ではしっかり団子を食うの図。
御覧の御手洗団子は、1本100円。団子が小さく、妙齢女性たちが 「可愛い」 と騒いでます。
茶屋では御手洗団子の他にも、ぜんざい300円、かす汁300円、あと柚子なども販売してました。
京都で柚子といえば水尾ですが、この辺も柚子向きな環境なので、地のものなんでしょうか。


で、阿弥陀堂を抜けた先で、紅葉。


極楽橋で、紅葉。


墓地へ入り、三重塔と紅葉。


少し引いて、三重塔と紅葉。


紅葉を借景とする、仏像。


紅葉を排して、アフロ大仏。


ツアー客がうごめく墓地の中、紅葉。


どっかの塔頭の、紅葉。


どっかの塔頭の、紅葉のアップ。


会津小鉄の墓と、紅葉。


小鉄へのオマージュ、かどうかは不明のサイコロ形紅葉吹き寄せ。


塔頭へ続く参道の、紅葉。


どっかの塔頭の参道と紅葉。


どっかの塔頭の紅葉。


どっかの塔頭の紅葉と仏像。


どっかの塔頭の庭と紅葉。


どっかの塔頭の庭と紅葉。


で、 『京都買います』 っぽい参道を歩いて、帰還。以上であります。

客のメインは、中高年のツアー客です。
有料拝観をツアーで見に来た連中が、ガイドの引率で境内もウロウロしてるという。
それ以外の客は、地元・近隣系と観光系が五分五分という感じでしょうか。
特にマナーがいいわけでも悪いわけでもなく、またはしゃぐわけでもなく、普通の客です。
カップルは、少なし。少なくとも、プレッシャーがどうこうという数ではなし。
というか、若者自体が、少なし。ツアー団体を抜けば、人出自体がかなり少なめだと思います。
単独は、男は全部カメ。爺と、変な若い男。女は、おひとりさま風と、地元の普通の女。

そんな金戒光明寺の、紅葉。
好きな人と観たら、より紅葉なんでしょう。
でも、ひとりで観ても、紅葉です。


【客層】 (客層表記について)
カップル:若干
女性グループ:若干
男性グループ:0
混成グループ:0
子供:0
中高年夫婦:2
中高年女性グループ:2
中高年団体 or グループ:5
単身女性:若干
単身男性:1

【ひとりに向いてる度】
★★★★
特に雰囲気がいいわけではないが、
落ち着いて紅葉を観る分にはいいところだろう。

【条件】
平日木曜+紅葉8分 13:15~15:50

金戒光明寺
京都市左京区黒谷町121
9:00~16:00

京都市バス 岡崎道下車 徒歩約5分
京阪電車 神宮丸太町駅下車 徒歩約18分
 

浄土宗大本山・くろ谷 金戒光明寺 – 公式

金戒光明寺 – Wikipedia