ロームイルミネーションへ行ってきました。もちろん、ひとりで。

2015年12月20日(日)


ロームイルミネーションへ行ってきました。もちろん、ひとりで。

北山ウェディングストリートのクリスマスイルミネーションに、特攻したことがあります。
京都・北山には、そんなストリートがあるんですよ。式場などが集中的に建てられてるという。
で、そこが12月になると、イルミネーションなどを展開するわけです。で、それに特攻したわけです。
無論このサイトの為であり、 「行かねばならぬ」 という義務感の下、無論ひとりで出かけたわけです。
ゴダイゴのスティーブ・フォックスがやたらオーバーに 「わたしは確信しますっ、この二人がっ」 と、
身内の式で絶叫してるのを聞いた教会へも、不審者丸出しの風体で再訪したりしたわけです。
この特攻、やらかしたのはネタ採取を始めた2010年でした。が、現在に至るも記事化はしてません。
何故か。一言で言えば、しょぼかったからです。電飾的にも色ボケ的にも、しょぼかったからです。
スポットが点在してて規模が小さい印象が拭えず、肝心の 「ストリート」 も電飾がなく単なる道状態、
ぱこぱこと交尾へ至る為に使おうと群がる色ボケ衆による淫猥&殺伐とした混雑も、全然なし。
これでは特攻したことにならん。相手にとって不足あり。と、孤高の士たる私は断定したのでした。
そもそも、ライトを一発当てるだけでもそこそこ絵になる寺社がそこら中に林立してる京都に於いて、
強引に名所を捏造するイルミネーションは必要なく、ゆえにさもしい電飾スポットも成立し得ない。
などと考え、しばらくはクリスマスイルミネーション特攻のネタ展開そのものを、忘れていたのでした。
しかし、そして無論、京都にはそんな臆見を許さない一大イルミネーションが、しっかり存在します。
そう、ローム株式会社がクリスマスの時期に行う 「ロームイルミネーション」 が、それであります。
学生起業の町工場から始まり、社名の由来たる抵抗器での成長を経て、半導体でその地位を確立、
現在は京セラ村田製作所などと共に 「京都ベンチャー」 という言葉を体現してる企業、ローム
ロームシアターのネーミングライツ購入など、文化事業に力を入れてるのもここの特徴ですが、
その一環なのか、クリスマス当日までの1ヶ月間、西大路五条の本社一帯へ大々的に電飾を展開。
何にもないからこそ建設が出来たのであろう大社屋の周辺を、一気に電飾名所へ変えてくれてます。
東日本大震災発生以降はしばし中止され、すっかりその存在を忘れてましたが、知らん間に復活。
その電飾数は80万球というから、ぱこぱこな輩が蛾の如く群集してること、間違いありません。
で、特攻してきました。相手にとって不足ない輝きと混雑に、私は出会えるでしょうか。


ツタヤなどやたらデカいチェーン店が並ぶ五条通を歩いて、18時頃、西大路五条に到着。
ローム本社&イルミネーションは、ここから少し西へ行った辺。最寄駅は、JR丹波口駅でしょうか。
この辺は丁度、六斎念仏中堂寺の近所。ということはこの辺、元々は農村エリアだったわけです。
その農村が現代に入って都市化した為、こうした京都らしからぬ凡庸な景観が生まれたわけです。


あ、最寄駅とか言いましたが、この辺、駅からだと遠いですよ。行くなら、バスか、車です。
道はかなり混んでますが。混んでるのは、イルミネーションの為です、多分。面白くなってきました。
相手にとって不足ない、馬鹿騒ぎ臭を感じます。道で擦れ違った地元中学生は、妙に冷めてたけど。
「ロームって会社がやっとんねん」 と言いながら、観ることなく帰って行きました。臭、大丈夫かな。


で、道の車を見下ろした歩道橋にて後ろを向けば、そこにはイルミネーション。
あとは、ひたすら輝きと混雑へまみれるのみです。まずは歩道橋を借景に、金玉電飾。


木電飾を借景に、金玉電飾の白電飾。


金玉電飾の白電飾と赤電飾を借景に、金玉電飾の白電飾。


金玉電飾の土台植物を借景に、星電飾。


で、五条春日交差点から、金玉電飾と木電飾の道を眺める。


木電飾の道へ入り、金玉電飾と共に木電飾を眺める。


大量の車のライトと共に木電飾を、あるいは木電飾と共に車のライトを眺める。


木電飾と共に大量の車のライトを、あるいは車のライトと共に木電飾を眺める。


そして、圧倒の木電飾。


圧倒の雪電飾。


圧倒の幹電飾。


圧倒の枝電飾。


で、佐井通×南中堂寺通の交差点から、近くの木電飾と遠くの木電飾を眺める。


小振りゆえに見栄えが映える南中堂寺通の木電飾を眺める。


ロームの社屋と一体化した木電飾、あるいは木電飾と一体化した社屋を眺める。


木電飾と一体化した時計、あるいは時計と一体化した木電飾を眺める。


で、遠くの木電飾を借景に、近くの木電飾と何らかのイベント電飾。


木電飾を借景に、何らかのイベント電飾と、何らかのゲーム画面。


暗闇を借景に、ローム、そして音楽支援してることを示す 「半分指揮者」


木電飾を借景に、帰り道と人間。


というわけで、ロームイルミネーションでした。きれいでしたね。ただ特攻的には、張りがない。
特に、色気的な張りがない。無論、カップルは大量にいましたが、淫猥&殺伐とした混雑感は希薄。
もしやと思って、近所で便乗電飾を出してた小川珈琲本店も覗きましたが、馬鹿騒ぎ臭はやはりなし。
そうか、 「電飾で盛りをつけて、ぱこぱこ」 なんか、もう古いのか。じゃあ、私が代わりにやってやる。


というわけで、ぱこぱこであります。西小路の名店、 『ラーメン創房ぱこぱこ』 であります。
ロームの社員がターゲットなのか妙にラーメン屋が多いこの辺で、異彩を放ってる名店であります。
頼んだのは、看板メニューの塩ラーメンに煮卵入り。あと小ライスも食って、950円。旨い。実に、旨い。
ただ、味と店名の関係はあくまでも、謎。色んな意味で 「ぱこぱこ」 に悩みながら、帰りましたとさ。

客層のメインは、近所の家族連れです。
近所の住民といっても、ネイティブの京都人というよりは、関西近隣系の人に近いテイスト。
右京区や西京区に多い移住系関西人という感じであり、特にコッテコテな京都感はありません。
消費者ボケしたタイプの連中はさほどおらず、単にタダで見れるから来てる感じの人が多いかなと。
年齢層的には、小さい子を連れた親子連れが多いですが、中高年の家族や夫婦も結構います。
カップルも当然沢山いますが、属性的には上記の家族連れと同じ感じであり、ハイ感も希薄。
若者全体がそんな感じであり、アホ学生が大挙して来てるということもありませんでした。
単独は、少なめ。男は、カメも少ないし、それ以外も少ないです。女は、ほぼ絶無。

そんな、ロームイルミネーション。
好きな人と観たら、よりぱこぱこなんでしょう。
でも、ひとりで観ても、ぱこぱこです。

【客層】 (客層表記について)
カップル:2
女性グループ:微
男性グループ:微
混成グループ:微
子供:0 (家族連れに包含)
中高年夫婦:1
中高年女性グループ:若干
中高年団体 or グループ:6
単身女性:超微
単身男性:微
【ひとりに向いてる度】
★★★
人圧的にも色気的にも、プレッシャーは薄め。
ネイティブな家族連れが多いが、アウェーを感じるほどではない。
ただ、居心地がいいわけでもないし、独男向きでも別にない。
また、家族連れが多いがゆえに、再生産系プレッシャーは強め。

【条件】
日曜+クリスマス5日前 18:00~20:30


ロームイルミネーション
毎年11月下旬より12月25日まで
ローム本社周辺一帯で開催

ローム株式会社
京都市右京区西院溝崎町21

京都市バス 西大路五条下車 徒歩約5分
JR 丹波口駅 or 西大路駅下車 徒歩約15分
阪急電車 西院駅 or 西京極駅下車 徒歩約15分
 

ロームイルミネーション – ローム株式会社