産寧坂 - ひとりでうろつく京都 (β版)

京都・東山花灯路2012へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

2012年3月10日(土)


東山花灯路2012へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

桜シーズンの直前、そして紅葉シーズンの直後の観光客閑散期に、
何とか客、それも泊り客を確保しようとして始まった、電飾集客イベント・京都花灯路
2003年の第1回以来、光るものと無料のものが大好きな人民を集めることには見事に成功、
「客の数」 と 「落ちる金」 のバランス、さらには 「周辺地域への迷惑加減」とのバランスが、
ちゃんと取れてるのかは知りませんが、とにかく順調に回数を重ねてきました。
しかし、昨年2011年は開催直前に東日本大震災が発生。地震のみならず、原発事故も発生。
「電気を使う」 という行為そのものに、日本人全員が根源的疑義を抱かざるを得なくなり、
全ての電力を太陽光発電でまかなってきた花灯路もまた、一部から批判の対象に。
「今、強行する必要あるのか」 という声もあり、追悼イベントへの変更を余技なくされたわけです。
あれから1年が経過し、震災は収束するどころか、色んな局面で進行中&拡大中。
そんな状況の中で東山花灯路2012は、記念すべき10回目として始まりました。
てっきり自粛仕様で行うと思ってたんですが、甘かった。花灯路は、そんなもんじゃなかった。
10回目を盛大に祝う形で、イベントは例年以上に出し物がテンコ盛り状態化。
舞妓舞踊&狐の嫁入りなどの恒例のブツに加え、今年は粟田神社の大燈呂まで参戦、
もちろんメインアイテムである行灯も、LED化により開き直ったようなギンギラギンぶりを誇り、
光るものと無料のものが大好きな人民を、改めて呼び寄せる内容となっております。
別の言い方をすれば 「独男の鬼門」 という正しい姿に戻ったそんな花灯路、
この日はスタートから終了まで、かなりしつこくうろついてみました。

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京都・東山花灯路2011へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

2011年3月13日(日)

東山花灯路・二年坂
京都・東山花灯路2011へ行ってきました。もちろん、ひとりで。

東日本大震災が発生した3/11から、2日目。
明治以来の観測史上最大、マグネチュード9という無茶苦茶な地震、
日本最高度の津波防災力を持ってたであろう三陸地方を一瞬で飲み込んだ津波、
そして天災によって引き起こされた人災である、原発の爆発事故。
阪神の時とは違い、いまだ災害の全容さえつかめないほど被災地は広範であり、
そして言うまでもなくそのほとんどの地域で電気を含むライフラインはストップしてます。
電力不足により、翌14日からは首都圏でも計画停電が行われることが、決定。
そんな状況の中、大量の行灯を点灯する閑散期集客行事・京都花灯路は、始まってしまいました。
ご存知のとおり、東日本と西日本では交流の周波数が異なるため、直接送電ができません。
周波数変換した上での送電量MAXは、100万キロワット。対して、不足は1000万キロワット。
どうにもならん、と。ならば敢えて開催し募金を集めようではないか、と考えての開催だそうです。
ただし、公式ブログでも翌日以降どうなるかわからんと明記されてますし、
現場で歩いてる時も「今日で終わりらしい」という声を何度も聞きました。
そんな花灯路、行ってきました。

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