御香宮神社へ旧暦タイムの夏越祓の茅の輪をくぐりに行きました。もちろん、ひとりで。

御香宮神社へ旧暦タイムの夏越祓の茅の輪をくぐりに行きました。もちろん、ひとりで。
明治以降は基本全否定の呪術都市・京都を、現在も陰で拘束し続ける魔の掟、旧暦。
真の正月たる節分を筆頭株として、当サイトでもその魔力には何度も触れてきました。
しかし、正月 ≒ 節分と双璧を成すはずの夏越は、旧暦でやる神社、意外と少ないんですよね。
「水無月」 という旧月名と梅雨ど真ん中という新暦タイミングが、極端なくらい不一致なのに。
和菓子の水無月も、メインシーズンは新暦の6月。7月には出さない店も、珍しくありません。
本来の夏越あるいは水無月は、それこそからっと晴れた夏真盛りの7月末こそが相応しいのであり、
京都が本当に 「明治以降は基本全否定の呪術都市」 なら旧暦のタイミングで行うべきなわけで、
夏越を歌う和歌の多くが秋の香りを織り込んでいることを考慮しても、新暦はタイミング違いでしょう。
しかし、気にしない。夏越は新暦で、構わない。梅雨に水無月を食っても、気にしない。何故か。
理由は、7月末はお盆が近いからだと思われます。呪術都市にとっては、死者の出迎えは何より大事。
「ではお盆自体を夏越にしろ」 とも言えますが、死者が帰ってくる時にお祓いするのも何か霊に悪いし。
現役の呪術都市だからこそ、生活レベルのしっくり感が呪術行事のスケジューリングにも影響する。
かくして京都の夏越は6月末の新暦タイムで行う神社が多く、茅の輪も6月30日に出るわけです。
「何となく」 が、掟と化す。これもまた、呪術都市が持つ病理のひとつと言えるのではないでしょうか。
・・・という冗談はともかく、実際には京都にも本来のタイミングで夏越を行う社が存在します。
今回茅の輪を求めて訪れた洛南の名社・御香宮神社も、旧暦で夏越を行う社のひとつです。
御香宮神社。酒処・伏見の産土にして、祭神・神功皇后ゆかりの安産信仰で知られる社であります。
その歴史は平安京をも遡るほど古く、太古の昔から現代に至るまで篤い信仰を集め続けてきました。
八幡人の私にとっても隣町の大社であり、以前は深夜に茅の輪神事を見たこともあったような。
現在の夏越は昼だけの仕様になってるようですが、でも旧暦タイムの実施はしっかり健在。
そんな御香宮の旧暦の夏越、時間の都合でさっと茅の輪をくぐりにだけ出かけました。

