時代祭のネット中継を三条河原町のネットカフェで観ました。もちろん、ひとりで。

時代祭のネット中継を三条河原町のネットカフェで観ました。もちろん、ひとりで。
時代祭。平安神宮の秋の大祭です。そして、言うまでもなく、京都三大祭のひとつです。
平安時代から明治までの時代行列が、御所から平安神宮へ至る都大路を行進するその様が、
東京遷都後の京都そのものを体現してるとも言える、極めて重要な超メジャー級行事であります。
京都の表象とベタの混雑を見つめ続ける当サイトとしてもこの祭、避けるわけには行きません。
ましてコロナ禍を経た2023年には、衣装の新調もなりました。絶対行くしかないでしょう。
でもな、何かもうしんどいのよな。行きたくもないのに人混みの中に行くのって、もうしんどいのよな。
いや、行くだけなら別にいいんだけど、カメラ構えるとすぐに横とか後とかにクズが来て、嫌なのよな。
どいつもこいつもニヤニヤ笑ってて。しかも、何故かどいつもこいつも身長・体型・体脂肪率が似てて。
あれ、バズりのネタを探してるクズなんでしょうか。あるいは、写真を売ってるクズなんでしょうか。
ああ、嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。
もっと嫌なのは、前を塞ぐ奴な。とにかく人の前へ出て、出た後は何したらいいか全然わからん奴な。
わからなくてその場で呆然と突っ立って、横を通り過ぎるとまた慌てて走ってこっちの前に出て、
出た後でやっぱり何したらいいかわからなくてその場に突っ立って、とにかく人を通そうとしない奴な。
ああ、嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。
いや、そりゃ私だってクズはクズですよ。やってることは根本的にクズと何ひとつ変わりませんよ。
そこ、忘れてはいけません。そこを忘れると、単に 「クズの十年後」 ぐらいの人間になるだけですから。
でもね、疲れるんですよ。自分のクズな所を煮詰めて鼻先に突きつけられると、凄く疲れるんですよ。
行きたくないな。行きたくないな。行かなきゃいけないけど、行きたくないな。何か良い方法ないかな。
そうだ、ネット中継で観よう。混雑を知らせる中継は時代祭にもあるから、それで観よう。
順路で一番混む三条河原町にはネットカフェがあって、近くの交差点には中継カメラもあるし。
現場がすぐ近くだから、音は生で聞けるかも。そうだ、そうしよう。ネットの中継で見よう。

時代祭当日の12時半、1時間後には行列が通る三条大橋は離れて見るとあまり混んでませんが、
橋に近付くと外人と観光客が一気に増え、話し声から彼等が時代祭目当てであることがわかります。
混雑加減は歩きにくいほどではなく、普段よりも混んでるくらい。時代祭の混み加減、という感じです。
そういえば、私がここまで乗って来た京阪の快速急行はガラ空きで、三条駅もかなり空いてました。

時代行列が平安神宮を出発するのは正午なので、この辺もそろそろ交通規制が始まる頃です。
実際、橋を渡って三条通に入ると警官やスタッフ系は既に稼働しててコーンなどの用意を始めてるし、
警察は 「歩道から出ないでください」 と、スタッフ系は 「交通規制を始めます」 と、アナウンスしてます。
三条小橋商店街も、 「時代祭が通るぞ」 系のことや 「ついでに店に寄れ」 系のことをアナウンス中。

うっすら混み加減だった三条通、河原町三条の交差点まで来るとはっきり混むようになりました。
そして、分単位で人が増えてきます。特に河原町通の西側は、日陰のためか、既に歩きにくいくらい。
客筋は、コロナ後に増えた西欧系が多いですが、最近は見なくなった中国人、そしてアジア系も多く、
アジア系のグループは何故か山鉾巡行時によく見かける昭和な団体客と同じオーラを発してます。

その河原町三条交差点からよく見えるのが、中継用のライブカメラが設置された早川ビルです。
そう、 「ROCAReTA」 という美容室があって、その上に空き部屋がある感じに見えるあのビルがそうで、
この交差点が見物客でどれくらい混むのかを、あそこからの映像で確認できるようにするわけですね。
そしてそのナイスアングルな映像で、私は時代祭を楽しむわけです。すぐ先に見えるネットカフェで。

立ったり座り込んだりする見物客が増え続ける三条河原町東入ルに立つ、ネットカフェ・ココネ。
当サイトでも、コロナ禍真っ盛りの頃にむさしの激安鱧寿司ネタで利用させてもらった店であります。
そういえば、先刻の三条小橋商店街の 「時代祭が通るぞ」 アナウンスでもココネの名は出てました。
もちろん、目の前のこの道を行列は通るわけです。正に、時代祭を観るのに相応しい店なわけです。

個室型ネットカフェのココネは、本人が言うほど安くはないですが、トイレは綺麗で良い感じです。
予約も出来るので、この日も実は事前に予約を取っときました。飛び込みなんか恐くて出来ません。
だって満員で入れなければ、あの混雑の中を歩き回って、追尾とかしなきゃいけないじゃないですか。
嫌ですよ、そんなの。それに、暑いんですよ、最近の10月。日中に歩き回ると、死んでしまいますよ。

画面は、問題なく映りました。先刻は路上から見た三条河原町が、今度は俯瞰で映りました。
が、回線が落ちまくり。ネット中継の運営元である京都市観光協会のオフライン画面ばかり映ります。
この静止画が映ってるので、ココネの回線側に問題はありません。問題があるのは、カメラの側です。
しっかりしろよ、京都市観光協会。間に合うかな。行列の先頭、すぐそこまで来てるんじゃないかな。

とか心配してたら、映りました。先頭のパトカー。

そして、ビューローの 「京都古典の日」 横幕

続いて、維新勤王隊列。回線、調子悪いな。

さらに維新志士列と思ったら、あれっ。

徳川城使上洛列が・・・観れない。

江戸時代婦人列が・・・観れない。

あ、映った、豊公参朝列。

でもまだ調子悪いので、店の窓から観よ。織田公上洛列。

少し調子が戻って、室町幕府執政列。

荒い画面でも、雰囲気はわかる室町洛中風流列。

侍大将の鎧が新調されたのもわかる気がする、楠公上洛列。

でも本当は全然観れないので、また窓から中世婦人列を観たり。

やっぱり気を取り直して、画面で城南流鏑馬列を観たり。

藤原公卿参朝列も、観たりというか観たような気になったり。

紫式部の単の着物が新調されたのがよくわかる、平安時代婦人列。

銅鑼が視認できる気がする、延暦武官行進列。

恐らく延暦文官参朝列であることがわかる、延暦文官参朝列。

そして、御前列。

そして、孝明天皇の御鳳輦。

そして、桓武天皇の御鳳輦。

そろそろ末尾が近いので、進行確認のため窓から白川女献花列。

最後はしっかり画面で確認する、弓箭組列。

でも本当の最後は、岸本乗馬センター。馬は、生で観たいな。

と思って外へ出ると、出口の先には見物客に囲まれた、予備登録馬。

その後には、岸本乗馬センターの馬輸送車とパトカー。

パトカーがしんがりを務める時代行列は、そのまま平安神宮へ向かって東へ進んで行きます。
行列を見送りながら商店街の祭これにて終了アナウンスを聞いてると、少し寂しい気分になりました。
こういう寂しさは、実は贅沢な気分を伴うこともままあるもんですが、今回はただ単に寂しくなりました。
沿道を埋める見物客は、散っていきます。私は、予約分の時間が残ってるネットカフェに戻りました。
三条河原町近辺における時代祭の客層、
京阪・三条駅周辺は近隣系にして若めが多めの見物客であり、
橋を渡ると外人率が上がってアジア系も増えてくる感じ。
三条河原町のど真ん中はややヤンチャ or 輩な匂いが漂う男が増え、
御池通に近い辺では和服で有料観覧席の客っぽい人達が増える感じ。
全体としては、近隣系と外人が多めの烏合の衆という感じですが、
基本的に年齢層は若めで、概ね貧乏くさい雰囲気です。
ココネの客は、ほぼ人に合わなかったので不明ですが、
基本的には、単独男 or よっぽど金か節操のないカップルという、普通のネットカフェ客。
前の道ではしゃいでるような奴が入ってきてうるさい、ということは皆無でした。
祭の現場に近いネットカフェで中継を観ること自体については、
祭のにぎわいを感じながら個室を確保できるのは、良い感じかも知れません。
ただ、動画がまともに映らないと、どうにもなりません。
あと、本末転倒な状況に我慢が出来ない人には、全く向かないとは思います。
なので、ひとりに向いてる度は中くらいの★★★ということで。
そんな、時代祭のネット中継。
好きな人と観たら、より京都の三大祭なんでしょう。
でも、ひとりで観ても、京都の三大祭です。

時代祭
毎年10月22日に開催
時代祭 – 平安神宮
インターネットカフェ CoCoNe
京都市中京区中島町79 三晃ビル2階
年中無休
京阪電車 三条駅下車 徒歩約2分
市営地下鉄 京都市役所前駅下車 徒歩約4分
インターネットカフェ CoCoNe – 公式

